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  マウントクック  


ダニーデンから長距離バスにて再びクイーンズタウンへ。

クイーンズタウンでは、これからミルフォードサウンドへ行く人、

ダニーデンに行く人、そしてマウントクック〜テカポへ行く人と、だいたい3つに行き先が分かれます。

そしてマウントクック〜テカポへ行く人たちとは大抵、結果としてクライストチャーチまで一緒に旅をすることになります。

ところでこの先マウントクック〜テカポへ行くにあたって、これらの町にはスーパーマーケットが無いため

パスタやラーメン、ジャガイモや玉ネギなどの日持ちする野菜と常温保存できる乾燥野菜、

マフィン用のミックス粉、ツナ缶などを少し多めに2週間分くらい買っておきます。

長距離バスに乗ってしばらくすると、遠くにマウントクックが見えてきました。





マウントクックYHAの前でバスを降ります。氷河が目の前に!

左の建物が今回の宿、マウントクックYHA。なんとサウナも有ります。





YHAのダイニングルームからも氷河が見えます。こちらは天気が悪かった時の写真です。

一面雲ばかりで何も見えません。しかし季節は夏。

氷が解けて時々ゴーーーーーッ!という音を立てながら氷河が崩れます。





マウントクックでは、キーアポイントトラックと、フッカーバレートラックを歩きました。

この二つを歩くなら、前者を先に歩くことをオススメします。

何故なら前者は、距離が後者の約半分と短く手軽なことと、終点からの眺めは後者のほうが良いからです。

ということで、キーアポイントトラックを歩きます。

黄金色の草原に真っ直ぐ伸びる木道、そしてその向こうには氷河を抱えた山々とマウントクック。

聞こえてくるのは自分の足音、風の音、そして氷河崩落のゴゴーッ!という音のみ。

一瞬、あの世にいるのではないかと錯覚します。





木道を歩き終わると、ゴツゴツとした岩場になり、少し坂を登ります。

今来た道を振り返ってみました。





坂を登りきると、キーアポイントトラックの終点、キーアポイント(Kea Point)です。





ここからの眺めはマウントクックよりも、目の前に迫る氷河が素晴らしいです。氷河の崩落は大迫力ですよ。

ハーミテージホテル前から片道1時間くらいで到着します。



マウントクックでは、天気の悪い日は宿でおとなしくしている以外ありません。

絵ハガキを書いたり、マフィンのミックス粉でマフィンを焼いたり、宿で出会った旅仲間とひたすらおしゃべりして過ごします。

しかも雨の多いマウントクック、2日に1日はこんな天気。必然的に旅仲間との距離が縮まります。

旅仲間とはお互い下の名前で呼び合っていたのですが、いつも二人で一緒にいる、その二人の名前を皆何故か知らず、

また彼女達はいつも挨拶代わりに「ねね、サウナ行かない?」と言っていたので、

いつの間にか二人まとめて”サウナ組”と呼ばれるようになりましたw

旅仲間とのガールズトーク、大いに楽しかったです。



さて、マウントクックでは貴重な晴れの日。

いつもより少し早起きして朝食を食べようとキッチンへ行くと、ここで出会った日本人旅仲間のRちゃんが

「なんか私、バカみたいにたくさんご飯炊いちゃってさ〜」と大量に炊いたご飯で黙々とおむすびを作っていた。

私が朝食を食べ始めてしばらくすると、「じゃ行って来るね〜」とRちゃんはどこかへ出掛けていった。

さあ、今日私はフッカーヴァレートラックを歩きます。

ここユースホステルから目的地までは往復で4〜5時間かかるとのこと。

ペットボトルに水道水をタップリ補充し(ケチですねw)、お弁当代わりのクッキーを小さなリュックに入れ出発です。

ユースホステルを出発し、もうおなじみのこの景色。





途中までキーアポイントトラックを歩きます。

フッカーヴァレートラックとの分岐点には看板がありますので、それを頼りに歩いていきます。

道は整備され、高低差もほとんどありません。

しばらく歩き、2つのつり橋を渡ります。川に釣り橋が架かっているのが分かりますか?

これは2番目のつり橋です。





ミルフォードサウンドからの帰り道にあったボロボロの釣り橋に比べれば、

メンテナンスバッチリのこのつり橋は全然楽勝です。





記念撮影w





しかし橋の下は、フッカヴァレーの濁流が!





つり橋を渡り少し歩くとマウントクックが姿を見せます。

そしてシェルター(非難小屋)とトイレ(ぼっとん)があります。終点で景色をゆっくり見たいので、トイレに行っておくかな。

そしてここがフッカーバレートラックの終点です。

写真やビデオ撮ったり、途中の景色に見とれてボーっとしたりで、

ユースホステルを出発してからなんと!3時間半も経っていました。

しかしどうですか?この景色!





と、旅仲間のRちゃんがここでおむすびを食べていました。

お互い、あ!!!と気が付き、一緒にランチを食べました。

そしてせっかくなので、写真を撮ってもらいました(↓これですw)





マウントクックの麓には氷河があります。

氷河の上に石や土が積もっていて氷河とは分かりませんが、氷河の末端には氷河の断面が見えます。

つまりこの湖は氷河湖、水が冷たいなんてもんじゃありません!

この日はホントに暑かったのですが、湖の中に入っている私の足は、あまりの水の冷たさに痛くて痛くて・・・

ぬるくなっていたペットボトルを氷河湖に浸けておくと、あっという間にキンキンに冷えます。



Rちゃんがおむすびを食べ終わり、「じゃ先に行くね、また後でね」と一足先に帰っていきました。

基本的に一人で行動するけど、一緒に居れるときは一緒に。

この距離感は私にとって大変心地良く、以後私が一人旅にハマったのは、間違いなくこの時の経験によるものです。



3時間半もかけて歩いて堪能できるこの景色。暑いけど、氷河湖の水に足をつけたり、

手で掬ったりしてると涼しくなって超快適。結構な時間、ぼーっと眺める。





さて、帰り道は歩くだけです。ときどき後ろを振り返ったりしながら、黙々と歩きます。

ユースホステルに着いて時計を見てみたら、2時間しか経っていません。

行きは私、そんなに写真撮り捲ってた???w



さて明くる日、またまた晴れ。なのでこの日はGlacier Explorers という、タスマン氷河湖のボートツアーへ行ってきました。

ハーミテージホテル前からバスに揺られて10分くらい、そこからちょっとしたハイキング。

20〜30分くらい歩くと、乳白色のタスマン氷河湖に到着です。救命胴衣を身につけ、ボートに乗り込みます。

船頭さんが「これから皆さん一斉に湖に手を入れてください。10秒間は湖から手を出しちゃダメだよ〜^^」と言い、

湖に手を入れてみると、当たり前だけどハンパなく冷たい!そりゃ、そこらへんに氷河がプカプカ浮いているんだもん。

船頭さんが「1、2、3・・・」とカウントしています。3秒を過ぎたあたりからあまりの冷たさに手が痛くて痛くて・・・

皆さん「うおーーーーー」とか言いながら耐えていますw 10秒過ぎて一斉に手を引き上げると、

「10秒手を水に入れただけなのに耐えられないでしょう?くれぐれもボートから落ちないようにね^^」と船頭さん。

確かに落ちたら死ぬわ・・・



氷河の上に岩や土が堆積しています。





氷河の表面は汚れてしまっていますが、どこまでも高くそびえ立っています。





しばらく進むと、氷河が崩れて、中の青味がかったキレイな氷が見えています。





ボートはそのキレイな氷河に近づき横付けします。みんなで氷河をナデナデします。

そして氷河の一部を船頭さんがカチ割って「食べてみて!」と皆に配ります。味は・・・・・普通の氷でしたw









氷は日光を反射します。サングラスは必須です!

サングラス無しではおそらく眩しくて目が開けられないでしょう。









1時間とちょっと、ボートで氷河と戯れた後は、またまたハイキングをしてバスまで戻ります。

このおまけのハイキングが意外と良くて得した気分^^ 氷河ツアー、オススメです!










テカポ へ続く  →


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