ダニーデン
ダニーデンはニュージーランド南島で2番目の大きさの街。
南半球のエディンバラと呼ばれ、スコットランド風の街並みが続いています。
こちらは8角形の広場オクタゴン(Octagon)。
貿易商邸宅のオルベストン邸。見学は約1時間のガイドツアー、要予約です。
オタゴ大学。
オタゴ男子高校。立派な建物ですね〜。
これらの名所は市内中心部から歩いて行ける場所にあります。○○通りと表示されているので地図を頼りに歩きます。
そんなダニーデンの街で珍しい光景を見ました。なんとベビーカーがバスの前にくっ付いています。
ベビーカーを押しているママさんがバスに乗ろうとすると、運転手さんがベビーカーをバスの前に引っ掛けてくれます。
これだと赤ちゃんを抱っこしながらベビーカーを折りたたんで、さらにベビーカーを持ち上げたりしなくていいから便利かも。
ダニーデンには、世界一急な坂道があります。ボールドウィンストリート(Baldwin
Street)です。
遠くから見ると、スキーのジャンプ台みたいでしょう?
坂の近くまで来ました。車が坂を登るときのギアはおそらくローで、すごい音を立ててます。
それより、車登れるんだ〜とびっくり。
坂の途中に建っている家。
坂の上まで登ってみました。ちなみに歩道は一部階段でした。
ちょっとでもつまづいたり転んだりすると、一気に下まで転がってしまいそう。ハッキリ言って、怖いです。
しかし世界一急な坂道だというのに、普通の住宅街です。非常に地味です。
行きはバスで行きましたが、帰りは歩いて帰りました。
こちらは1906年に完成したダニーデンの駅舎。ダニーデンの観光名所になっているほどの美しさ。
駅舎内のステンドグラス。駅舎だけに、SLがデザインされています。
2階から1階の床モザイクを見る。床モザイクは英国王室御用達、ロイヤル・ドルトンの磁器タイル。
2階から見る昔のチケット売り場。今では1階オフィス内にチケット売り場があります。
ここからタイエリ峡谷を訪れる観光列車、タイエリ渓谷鉄道に乗ってミドルマーチまで行きます。
途中の駅で外に出て景色を楽しむことができます。
車窓の風景は乾いた土地にゴツゴツとした岩が続きます。まるで火星みたいw
終点ミドルマーチに着きました。折り返しの発車時刻まで外に出てみます。
とっても小さなニュージーランド銀行。銀行というより、一昔前の田舎の郵便局って雰囲気です。
列車内のカフェ。スコーンや紅茶などがいただけます。
ダニーデンでもYHAに泊まりました。ダニーデンYHAは100年以上も前に病院として建てられたそうです。
当時のパンフレットには、フレンドリーなスタッフとゴーストがお待ちしてます、とさらっと書いてありますw
噂によると、地下のテレビルームが霊安室だったそうで、その部屋が出るらしい・・・
ともかく霊感の全くない私、泊まってみることにしたのです。
私の部屋は4人部屋ドミトリー、2階です。
ここでで偶然、オークランドYHAで同室だったドイツ人と再会しました!しかもまたまた同じ部屋です。
再会を記念して一緒に写真を撮り、またまた一緒に食事をしました。
ニュージーランドを旅する人(特に長期バックパッカー)は、時計周り・反時計周りで移動する人が多いです。
旅のペースと周る方向が同じだと、いつまでも一緒に旅をし、逆だと今まで旅してきた情報をお互い教え合います。
その情報交換の場所は大抵ダイニングルームです。食事をしながら、誰かが持ってきたワインを飲みながら、
時にはキッチンで調味料の貸し借りがキッカケで、気が付いたら夜中の2時なんてことはザラにありました。
朝食を食べていると、今から出発するという人がわざわざ私を探してお別れを言ってくれる事が何度もありました。
握手やハグをしながら、もう二度と会うことはないんだろうなと思い、一期一会という言葉の重さを感じました。
部屋の前の廊下。結構広いです。幽霊が出ると噂のこの宿、早速建物内を探検しました。
こちらは1階にあるキッチン。調理実習室みたいでしょ?私はたいてい一つの街に1週間から10日滞在したので、
街に到着するとスーパーで日数分の食材を買い、朝食と夕食は自炊をしていました。
この建物はとにかく複雑です。全ての階の配置が全く違います。
また1本の廊下の途中がドアで仕切られていたり、2階と3階をつなぐ階段の入り口にドアがあったりとにかくドアが多く、
それが複雑さに拍車を掛け、頭が混乱します。まるでバイオハザードに出て来るマンション(豪邸)みたいでした。
ここでちょこっと怖い話。
夕食を自炊しダイニングルームで食べていると、訪問国数は50を超えるという旅の達人と出会いました。
途中女性も一人加わって3人で夜遅くまでお話をし、私は眠くなってきたので先に部屋に戻って寝ました。
翌日、またまた夕食を自炊して食べていると、昨日の旅の達人が「あ、いたいた」と私を見つけ、
「昨日はあれから大変だったんだよ〜」と一言。
訳を聞いてみると、私が部屋に戻ってから、もう一人の女性の体調が目に見えて悪くなっていき、
最後の方にはぐったりとしてしまったそうです。
そして、「とりつかれた。お祓いして。お願い」と頼み込まれ、彼女の言うとおりにお祓いをしたらしい。
確かに、大変だったんだね・・・
ちなみに霊感の無い私、出ると言われるこの宿でも結局見ることはありませんでした。
こちらはオタゴ半島にあるラーナック城。ニュージーランド唯一のお城です。
豪華な内部も見学できますし、泊まる事もできます。
お城とは言っても住んでいたのは王様ではなく、大富豪の政治家。
しかし当時の上流階級にとってはとんでもないスキャンダルに巻き込まれ、
自殺をしてしまいます。お城には幽霊が出るという噂も・・・。
お庭からはオタゴ半島が見渡せます。
マウントクック へ続く →
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