語学学校
ニュージーランドでの最初の1ヶ月間は、現地の外国人用の英語学校に通っていました。
クラスメイトは日本人の他、ドイツ、スイス、スペイン、韓国、ブラジル、タヒチなどバラエティに富んでいました。
ある日、日本人とブラジル人のクラスメイトと、マクドナルドで50セントのアイスクリーム(見た目はソフトクリーム)を食べていると、
突然ブラジル人のクラスメイトが「I get another one」と言い立ち上がりました。
残された私たち日本人は「今アナザーワンって言ったよね?」「もしかして、おかわり?!」
と話していると、”おかわり”を手にした彼が戻って来ました。
50セントといえば、当時30円くらいです。安いし美味しかったので、毎日食べていました。当然、太りました・・・
ホームステイ
ニュージーランドで現地の英語学校に通っている間、学校紹介のホームステイ先で過ごしました。
例外にもれず、ここの家のディナーもものすごいボリュームでした。
「食べ物を残すこと=悪」と見事に洗脳されている典型的な日本人の私は、いつも死ぬ思いで食べていました。
やっとの思いで食べたそのあと、どんぶりに山盛りのアイスクリームがデザートとして出てきます。
しかし、甘いものはホントに別腹なんですね〜w 大きなスプーンで、カレーを食べるような勢いでアイスを口に運びますw
このときの習慣が今でも残り、小さなスプーンだと食べた気がしません。
ホームステイ先のキッチン。
ホストファミリーは、アイランダーと呼ばれているトンガからの移民の陽気過ぎるご家族でした。
普段はこのキッチンのテーブルで、ホームステイ先の人と3人でテレビを見ながら、あーだこーだ話しながら食べていました。
面白いことがあると、まず私の顔を見てニヤリ!とし、私がニコッとすると、
「ふはーーーーーー!はっはっは!」とものすごい笑い声が響きますw
その笑い声が面白くて、私も釣られて大笑いしますw 私の大笑いに釣られて、ホストファミリーもまたまた大笑い・・・と
笑いの循環が始まり、もう、死ぬかと思いましたw
ここのお家には普通の冷蔵庫の他に、棺桶みたいな大きな冷凍庫がありました。
大きな肉の塊や、いろんな種類のアイスクリームが入っていました。
オーソドックスなバニラやチョコの他、ニュージーランドならではのホーキーポーキや私の大好きなボイズンベリー、
マシュマロやクッキーの入ったものや、これは日本では無いな〜と思ったのは
ソーダ味のアイスに、色とりどりのグミが入ったもの。
ホームステイの最後の方では、私が食べたいアイスを冷凍庫から出してくるのが習慣になっていました。
ニュージーランドのアイスクリームは変なベタベタ感が無く、とてもミルクの風味が強くて大変美味しかったです。
アイスクリームの他にも、チーズやヨーグルトなどの乳製品、それから牛乳そのものも安くて美味しく、
自然と摂取量が増えていきました。
だから、みんなイライラせずに、のんびりとしていたのでしょうか?
いい国だったなぁ〜
オークランドでのランチ
オークランドで英語学校に通っていたとき、クラスは午前中で終わりだったので、
クラスメイトと一緒にランチを楽しむのが習慣となっていました。
オークランドはNZ最大の都市で移民が多く、いろんな国のお店があります。
日本食ひとつとっても、親子丼や豚のしょうが焼きなどの定食屋さんもありますし、
お寿司は高級店からお手軽テイクアウトまであり、食事に困ることはありません。
その中でも私のお気に入りは、ケバブと呼ばれる、薄いナンみたいな生地でたくさんのお肉や野菜やチーズ、
それにチリやヨーグルトのソースをかけて巻いたものや、
カンボジアやタイのヌードル、インドのカレー、韓国のBBQ、
そして地元NZはやはりイギリス系のミートパイやフィッシュアンドチップスです。
手前の赤いお店が、学校のすぐ近くにあった中華のお店。
お店のカウンターでお皿のサイズを言い、次にビーフンかチャーハンかを選びます。それからおかずを3品選びお金を払います。
こちらはスモールサイズのお皿で、ヌードルに春巻き、酢豚、ラム肉のカレー。たったの3ドル(当時180円くらい)です。
ここにはホントに良く通いました。またオークランドに行く機会があれば、絶対に行ってみたい懐かしのお店です。
通学路
NZオークランドでホームステイをしていたときは、学校までバスで通っていました。
バス代節約のため、料金が安いところでバス停を降り、幹線道路をしばらく歩きます。
この道にあるベーカリーが安くて非常に美味しく、今でもあの味が忘れられません。
そこから1本わき道を入ると静かな住宅街です。
割と古い家が並んでいる通りですが、NZの古い家には上質な木が使ってあったり、
石造りであったりして新しい家よりも趣があり、また人気もあります。
この道を歩いていると、お庭のお手入れをしている家人から話しかけられたりして、とても大好きな街でした。
フラット暮らし
ニュージーランド オークランドで最初の4週間のホームステイ中、4週間経ったらどうするか悩んでいました。
このままホームステイを延長して続けるか、フラットを探すか、旅に出るか。
オークランドが気に入っていた私はしばらくオークランドに滞在したかったし、
せっかくなのでいろんな体験をしようとフラット暮らしをすることにしました。
ニュージーランドでは、高校を卒業すると親から独立し、とりあえず実家を出ます。
すると子供が独立した実家は、子供部屋が余ります。
これを機会に部屋数の少ない家へ引越しをする人も多いのですが、そのまま住み、余った部屋を貸し出す人もまた多いです。
そして部屋だけを貸し出すことをフラット、フラットに食事を付けるとホームステイとなります。
当時(今もかな?)オークランドでは日本のように一人暮らし用の1Kのような物件は無く、
親から独立した人はフラット・ホームステイで生活するか、1軒家をフラットメイトを募ってシェアします。
つまり、NZではホームステイ・フラットは外国人の為だけでなく、現地の独立したての若者の為にも存在しています。
なのでホームステイ・フラット物件は非常に多く、新聞広告やレストランなどの掲示板には情報に溢れています。
私はとある掲示板で静かな住宅街にあるフラットを見つけ、約6週間、ここで生活しました。これはフラット近くの公園。
これはフラットからバスでシティへ向かう途中のミッションベイを過ぎたあたりの風景。ランギトト島が見えます。
クリスマス
街にクリスマスデコレーションが溢れてきたオークランドで、
似顔絵を描いている人が私に「2分いい?クリスマスプレゼントだよ」と
この絵をさらさらと描いてプレゼントしてくれました。
似てるか似ていないかは、う〜〜〜ん・・・でもとてもうれしかったです^^
さらに街を歩いていると、本屋さんのビルには巨大なサンタが!
この前は人通りの多い大きな交差点なのですが、このサンタをカメラに収めようと、
交差点にしゃがんで必死にカメラを構えているアジア人のおじさんがいます。
撮影を終えて立ち上がったそのおじさんを見てみると、なんと!サスペンスドラマの帝王ミスター船越栄一郎!
久しぶりに知っている日本人を見た私、とっさに知り合いと勘違いして思わず普通に
「こんにちは〜」と挨拶をしてしまいました^^;
しかし帝王は赤の他人の私に実に感じよく「こんちはー!」と挨拶を返してくれました。
船越栄一郎様、ほんとに良い人です^^
しかししかし、一緒に居た日本人の友達は彼の存在を知らず、
「今の人だれ?ワーホリセンターのおじさん?」との爆弾発言www
ワーホリセンターのおじさんって・・・・・w
ニュージーランドではクリスマスツリーと呼ばれているPohutukawa。
クリスマスの時期になると、木はこの真っ赤な花で埋め尽くされ、実に見事です。
クリスマスの日、バスに乗りいつものようにお金を出そうとすると、バスのおじさんが
「今日はタダだよ。クリスマスだからね^^メリークリスマス!」と、ステキな笑顔とともに言ってくれました。
スーパーのレジ、カフェ、本屋さん、LOTOの窓口wなど、
いたるところで世間話の最後にメリークリスマス!と笑顔で言われます^^ とてもホンワカして、心が和みます。
ここには日本にあるような洗練されたイルミネーションも無く、また私はキリスト教徒ではありません。
しかし宗教の枠を超え、みんなをハッピーな気持ちにしてくれる、
そんなクリスマスっていいな、と、このとき心からそう思いました。
ノースランド・郊外ドライブへ続く →
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オークランド番外編