2.京都御苑 〜 閑院宮邸
地下鉄今出川駅を出ると、目の前には一目で京都御苑と分かる緑豊かな一角があります。
乾御門から御苑に入ります。
右前方には皇后門が見えてきました。
右に曲がり、南の方角へ進みます。
築地塀には最高の格式を示す、横5本の白漆喰の線が入っています。
今来た道を北の方向に振り返ってみます。
こちらの桜の巨木はすっかり葉桜。
どのくらい昔から御所を見守っているのでしょうか?
東の方向へ曲がってみます。
御所の正門である建礼門が見えます。
建礼門と聞けば、平清盛の娘で高倉天皇の中宮、そして安徳天皇の生母である、建礼門院徳子を思い出します。
彼女が出家したときはまだ平家一門は権勢を誇っていましたので、御所の正門由来の院号でも不思議ではありませんね。
そのまま進むと仙洞御所に突き当たりました。
仙洞御所に突き当たって北の方向を見てみます。
こちら側は手前に建春門しかないので、築地塀が途切れることなく続いています。
塀の内側の木々もみな立派な巨木です。
御苑内を南へ進み、九條池の近くから北の方向を見てみます。
突き当たりは建礼門です。
九條家の屋敷内に設けられた庭園、九條池と拾翠亭です。
拾翠亭は200年ほど前の江戸時代後期に茶室として建てられたものです。
京都御苑の南西の角、地下鉄丸太町駅を出て間ノ町口を入ってすぐ左手には、閑院宮邸があります。
参観時間内であれば事前手続き無しでいつでも参観することができます。無料です。
こちらの車寄せから建物の中へ進みます。
建物に入り靴を脱ぎ、記帳をして廊下を時計回りに進みます。
この廊下の左手にお手洗いがあります。混んでなくとてもキレイで穴場です。
展示室を抜け、お庭沿いにある外の廊下(縁側)を進みます。
お庭には州浜付きの池があります。
再び建物の中へ。
閑院宮邸を出て北の方向、出水の小川を目指して進みます。
途中、下立売御門付近で八重桜が見事な花をつけています。
周囲の歩道には桜のじゅうたん。きれいです。