園林堂から笑意軒へ向かいます。
船着場から笑意軒への左右の階段は、段数を変えてあります。
満開のミヤマキリシマ。
園林堂を振り返ってみます。
笑意軒内部。右に写っている小襖には雲が。
笑意軒の扁額は曼殊院良恕法親王(まんしゅいんりょうじょほっしんのう)の筆。
丸い窓の下地や、格子の組み合わせの材料やデザインは、それぞれ微妙に変えてあります。
笑意軒の襖の引き手は「櫂」。舟遊びの拠点を意識した意匠だそう。
そして奥の窓の下の腰壁には中央に金箔を菱型に張り、その左右には市松模様のビロード張りが。
笑意軒から書院群へ向かいます。右手にはさきほど渡った園林堂からの土橋が見えます。
書院群へ向かいます。自然石のみの「草(そう)」の敷石を進みます。
書院群が迫ってきました。
雁行方に連なって並ぶ書院群を順番に見てみます。残念ながら外観のみ。
向かって右手、東側の古書院。月見台が広縁から突き出すように竹スノコで作られています。
書院群真ん中の中書院(右)と新御殿(左)。
書院群西に位置する新御殿。
書院群の背後には賞花亭からの土橋が見えます。
池庭観賞を目的とした月波楼。扁額は霊元天皇の宸筆。
窓からは松琴亭が見えます。
こちらの欄間にもあえて違う素材を使ってあります。
御輿寄。書院の玄関にあたる場所。
敷石は切石のみの「真(しん)」。
くの字型に配された飛び石。
御幸道の途中にある衝立松。庭の全容をあえて見せない演出です。
御幸道の土橋まで戻ってきました。これで約1時間の参観はお仕舞いです。
穂垣を伝ってバス停まで戻ります。こんなきれいな道のりは、桂離宮の余韻にひたって歩くにはぴったりです。
バスで京都駅まで戻ってきました。
時間はもう夕方、地下街ポルタ内の萬重で晩御飯にします。西陣の老舗料亭の味を気軽に味わうことができます。